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| コラム
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| 黄道十二宮と十二星座のずれ |
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黄道十二宮と十二星座のずれ |
黄道十二宮に、牡羊座・牡牛座・双子座・・・と星座を割り当てていますが、厳密にいうとこれは正しくありません。
黄道十二宮の名称
黄道十二宮のそれぞれの宮には別の名称が付けられています。それは春分点を基準に、 白羊宮(はくようきゅう)・
金牛宮(きんぎゅうきゅう)・
双児宮(そうじきゅう)・
巨蟹宮(きょかいきゅう)・
獅子宮(ししきゅう)・
処女宮(しょじょきゅう)・
天秤宮(てんびんきゅう)・
天蠍宮(てんかつきゅう)・
人馬宮(じんばきゅう)・
磨羯宮(まかつきゅう)・
宝瓶宮(ほうへいきゅう)・
双魚宮(そうぎょきゅう)
という順番でつけられています。名前からも想像できるように、これらの名前は星座名から来ています。もとは、春分点を基準に割り振っていくと、それぞれの宮にそれぞれの星座がいることから付いた名前です。
黄道十二宮は、実際の星座の位置とはずれている!
しかし、実際の天体を観察してみると、どうも様子がおかしいことに気がつきます。白羊宮の位置にあるはずの牡羊座は金牛宮にあります。双児宮にあるはずの双子座も巨蟹宮にあります。どうやら、名前から推察されるはずの星座の位置が、1星座ずつほどずれているようです。
歳差運動-ずれの原因
これは、地球の歳差運動(さいさうんどう)が原因でそのようなずれが生じているのです。歳差運動とは、回転するコマが首振り運動をするように、地球が自転しながら地軸も首振り運動をしていることにより生じる現象です。つまり太陽に対する地軸の傾きが、時間とともに変化するのです。
地軸がぶれるということは、黄道と赤道の交点が移動する、つまり黄道上の星座の位置に対して春分点や秋分点が移動することを意味しています。黄道十二宮は、星座ではなく春分点を基準点としているので、当然この影響を受けてしまいます。ですから、たとえば今は夏に見えている星座も、いずれは冬に見えるようになったりするわけです。
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春分点は、26,000年で黄道を1周する!
とはいっても、歳差運動による軸の首振り運動は、非常に長いタイムスケールを持っているので、私たちが普段生活している上ではあまり影響を受けるようには感じません。
歳差運動による地軸のぶれは円運動で、およそ2万6千年ごとに1周します。春分点が牡羊座の位置にあったのは、紀元前2200年から西暦100年くらいまでです。この後は、春分点は魚座に移っています。またもとのように、春分点が牡羊座に戻ってくるのは、まだまだ2万数千年も先のことです・・・。
西洋占星学上は、この移りゆく春分点を基準として十二宮を30度ずつ割り振っていきます。あくまでも春分点が基準となり、実際の星座の位置は関係ありません。
たとえば10月10日生まれの人は占星術上では天秤座となりますが、この人が生まれた時、太陽は乙女座の位置に座っていることになるのです。
以上のことを考えると、黄道十二宮の名称は、白羊宮・金牛宮・双児宮・・・と呼ぶほうが正しく思われるのですが、ここでは便宜上、牡羊座・牡牛座・双子座・・・と呼んだ方が理解しやすいと思われるので、星座での呼び方を採用することにしています。
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